カルト宗教の教祖の息子が作ったカルト宗教の劇を観てきた話

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はじめに

前回の記事を読んで、連絡をくれた新大学生の皆ありがとう。少しでも力になれたのなら嬉しい。
ブログを周りの人に知られるのが気恥ずかしくて、Discord以外で告知をしなかったが、想定より多くの人に記事を読んで貰ったみたいで驚いている。
大学入学にあたって、不安を持つ人がそれほど多いのだろう。入学式も終わり色々と始まる時期だけど頑張ってくれ!!!
※ワイで良かったら引き続き相談に乗るから、ブログ・Twitter・Discordで気軽に声をかけて欲しい。

経緯

今回はタイトル通り、去年見てきた劇 『Calling』について書く。作品の内容と感想をパパっと知りたい人は、1番下の方まで飛ばしちゃってくれ。

一個目の記事を上げてから書きたい事はいくつかあったが、ニートなりに登山をしたり、ゲームをしたりで忙しかったので放置していた。そんな中、TLを眺めていたら気になるツイートが

mobile.twitter.com

…俺が観に行った劇やんけッッッ!

なんとDVD化と、将来的に映画化したいとのこと
タイミングも良いし、劇自体めちゃくちゃ面白かったので(今更ながら)劇に行った時の事と感想を書こうと思い立った。



去年の暮、友人Sから一件のラインを受け取る。

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明らかに"ヤバそう" こんなもんいきなり誘って来る方もどうかしてる




常人なら引くか断るだろうけど、あいにく常人ではないので一も二もなくOKした。文句あるか?




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見たら分かるかもしれないが 宏洋さんと友人Sは友達で同級生



ワイ自身は宏洋さんと面識は無かったが、友人Sから色々と聞いていた&youtube著書をチェックしていたのでそこそこ知っていた。それと同時に、幸福の科学って金田一少年の事件簿の作者が入ってるよね~とか、大川隆法はなんか変な本出してる幸福の科学のオッチャン!程度の認識だったが、思っていたよりヤバい組織だということが分かった。宏洋さんの動画と本はかなり過激で面白いので、興味のある人はぜひ見て欲しい。

…余談だがこの友人Sは勿論、彼の周りにはかなりエキセントリックな人が多い。
まぁ俺が言えたことじゃないんだけどね、この事はいつか機会があったら書く。類友ってやつかな???


www.youtube.com





急にヤバそうな劇にいくことになった訳だが、
翌日になってちょっと不安になったので周りに相談したところ

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言う程"セーフ"か?????


普通に心配された
あと大体止められた、身の周りの人たちの感性がまともで良かった。ホントに


劇当日

そんなこんなで当日。携帯が故障(呪い?)して、待ち合わせでトラブるもなんとか合流。
携帯が壊れたせいで写真をあんまり撮れなかったけど、携帯無しで友人Sと新宿駅で出会えた奇跡とエル・カンターレに感謝…もう少しで掲示板にXYZって書く所だったぜ

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龍が如くの再現度ってすごいよね

龍が如くでよく見る歌舞伎町一番街の看板をくぐり、立ち並ぶホストクラブとキャバクラの横を通り抜けると閑散としたホテル街へと突入。本当にこんなところに劇場なんてあるのか友人Sと戦々恐々としていると、カタギの人ではなさそうな人(眼帯を外した真島吾朗みたいな感じ)とすれ違う。もぅマヂ無理。。。リスカしょ。。。
※冗談かもしれないが、舞台挨拶でそういった人達の事務所が劇場の周りにあると言っていた

ヒートアクションを決められないように歩いていくと、ホテル街の脇道にひっそりと劇場があった。…この時点で期待と不安の天秤は大分偏っていた、僕もうお家帰りゅ!!!クラブとホテルばっかなのに突然バッティングセンターとかあるしおかしいよこの街。


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調べたらそこそこ新しい劇場っぽい 中は小さなライブハウスみたいな感じ


いざ入場すると、真っ暗な場内に"いかにも"な教会のセットが置いてあり「あぁ…もう逃げられないな」と覚悟完了する。そうなると妙にテンションが上った。舞台なんて学校行事で行った位で、他には従姉妹に付き合わされた刀剣乱舞しか行った記憶がない。そもそもコロナのせいでライブも行けてないし、こうなりゃトコトン楽しんでやるといった心持ちだった。


舞台『Calling』

劇の内容や感想を書こうと思ったが、観てから結構経っていてあやふやになっている部分が多い。
また、資料や当時のメモといった類いが一切無いので、設定や話の流れなどかなり怪しい。
この先DVD化される(?)為、キチンとみたい!という人は読まないほうが良いだろう。


※以降ネタバレ全開で書くよ
















ざっくりとしたあらすじ
…と言っても二転三転、もしくはそれ以上した内容だったので自信が無い。


主人公の元女刑事・朝畑祥子(この作品は実在の組織や人物、または事件をモチーフとしていることが多い。)の恋人・真杉祐介の家族が全員殺害され、祐介は行方不明になってしまう。

裕介はカルト宗教団体・エデンズノアの被害者を保護する活動をしており、祥子はエデンズノアが事件に関与していると推測する。そして協力者たちと共にエデンズノアへ潜入調査を始める。

エデンズノアの本拠地に乗り込んだ祥子だったが、そこは俗世から切り離されていた。
明らかにおかしな風習…会話…それらが繰り広げられているが、異を唱える者は居ない。
そこにいる信者たちはみな狂人に見えた。

協力者たちと少しずつ調査を進める祥子たちは、限られた人間にしか入れない部屋を見つける。
なんとかしてその部屋に入ると、そこには祐介の家族が殺された時と同じ様に装飾された人間の死体があった。そしてその後、信者たちに捕えられてしまう。


協力者たちは罰と言う名の拷問を受けることになる。そこで協力者と信者は以前から浅くない関係であった事と、協力者たちそれぞれの目的が明かされる。

決別した親子…事件の被害者の遺族と犯人…壊れた夫婦と浮気相手…
様々な人間関係と感情が浮き彫りになる。
祥子の仲間であり、"まとも"だったはずの協力者たちだが、裕介の甘言に乗って最終的に信者たちを殺してしまうことになる。
そして祥子はその全てを裕介に見せられていた。裕介こそがエデンズノアの教祖だったのだ。

すべてを知った祥子に裕介は語りだす。
僕は人間を殺めるが、それはこの世界で罪となる。
人間を裁くのは何か?法である 法とはなにか?人間が作ったものである
結局この世は上に立つ人間が都合の良いように人間を裁いている、そしてそれに自分は耐えられない
だったら自分が神になってそれを変える。
そして、そんな自分を初めて受け入れてくれたのは君だったじゃないか!

ある雨の日、祥子と裕介は出会い恋人になる。
仲睦まじいカップルの様子が映る。
二人で車に乗ってお買い物、ロープ…包丁…ノコギリ…笑顔で買っていく。
そして場面はある家の中へ、準備したものを使って次々と切り分ける。
ドラム缶へ入れて"それ"を燃やすのを眺める二人。
祥子は裕介と共に自分を虐げていた親(だったはず)を殺していたのだ。
※背景にこの映像が投影されるのだが、この演出が最高で鳥肌が立った。流石は映画監督。


祐介は祥子に頼みがあると言う。
『僕は君を愛している、だから君が僕を殺してくれ。君に殺してもらうことで、僕を永遠にして欲しいんだ。』
祥子は祐介を愛しているからこそ、そんな事は出来ないと断るが、裕介は祥子を強く抱き締め
『いつまでも君と一緒だと約束する!僕を殺して君が新しい神となり、二人で永遠になるんだ!!』
と叫び、祥子は愛する裕介を受け入れる。

場面は変わり新たに信者となった元協力者たちが登場する。その上に立つ者は祥子だった…



…こんな内容だったと思う多分、きっと。細かい事(協力者たちと信者たちの関係など)はかなり省いている。何と言うか文章にするとありがちじゃんwみたいに思う人もいるかもしれないが、実際には物凄い内容と迫力だった。役者さんたちの配役が完璧だし、演技もすごかったよ(小並感)

まず一つ言えるのが、この劇の脚本と演出は宏洋さんが担当しているわけだが、これを書ける人は宏洋さんしか居ないと思う。と言うか宗教、特にカルト宗教や新興宗教に関してこの世の中でこの人の右に出る者はいない。"経験"からくる説得力が違いすぎるし、裕介を宏洋さん本人が演じているのがズルい。

個人的な感想として、この作品は作者の経験を元に宗教と人の狂気について書きたかったんだと思う。
人は宗教を免罪符にして狂気的な事してしまう、歴史を見てもそうだろう。人は宗教に安心を求めるが、宗教は簡単に人を狂気で染め上げる。協力者たちが反転していく様はまさにそうだ。教祖が信者にとって歯触りの良い事を並べて、コントロールする。そうやって積み重ねられて出来たのが宗教なんじゃないだろうか。

あとは愛とか愛の形とかね。協力者で同性愛者の父と信者の娘が出てくるのだが、これがまた良かった。大学でジェンダー学を専攻していたから刺さる内容だったのもあるけど、人の愛の歪さが描かれている。祥子と裕介に関してもそうだけど。

ここまで読んで気になった人は宏洋さんのTwitterYouTubeをチェックして、CallingのDVDが出る様なら見てみて欲しい。去年見た映画や読んだ本と比べてもトップクラスに面白かった。受けた衝撃に至っては人生でも指折りだろう。

改めて宗教って怖いなあって、別に人が信じている物を否定する気は全く無いけどね。俺はこれからも空飛ぶスパゲッティ・モンスター教を信じて生きて行くよ。




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左:ワイ 中:宏洋さん 右:友人S ファン対応で忙しそうだったけど、お願いしたら写真を撮ってくれた!また推しが増えてしまった…オタクは辛いぜ…携帯壊れてたのと糞画質で悔いが残る


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